早稲田大学

早稲田大学交響楽団 にぎわいの大阪特別公演

 早稲田大学交響楽団の110周年記念の大阪特別公演が2023年3月11日、ザ・シンフォニーホール(福島区)で開催されました。大阪早稲田倶楽部員でもある校友の寺岡清高さん(平元年文)の指揮で、コロナ明けに向けて早稲田に元気を大阪に明るさを。倶楽部および校友会大阪府支部が特別協力して校友ら約1200人の聴衆が集まり、にぎわいを見せました。
 ワセオケの愛称で親しまれる大学公認のオーケストラで、公認オーケストラとしては唯一、同大学の学部学生で構成されています。団員は約250人。1913年創立で年4~5回の主催公演や入学式、卒業式などの大学公式行事、文化事業に参加。海外公演はじめ、年間20~30件の依頼演奏もされています。
 寺岡さんは文学部を卒業後、桐朋学園大を経てウィーン国立音楽大学などで学び、イタリアを中心にヨーロッパ各国のオーケストラへ客演。国内では、新日本フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団などで指揮。現在は三重県伊勢市文化都市協会(ぶんと)の音楽アドバイザーなどを務めています。
 当日は1700人収容のホールの75%ほどが埋まる盛況で、同楽団としてもコロナ以降、最多の入場者とのことでした。指揮が倶楽部ゆかりの寺岡さんだけにさらに盛り上がり、学生さんの演奏も素晴らしいものでした。マーラー/連作歌曲集「さすらう若人の歌」。スメタナ/「モルダウ」、サン=サーンス/交響曲第3番『オルガン付き』などが奏でられ、静かな感動を呼びました。アンコール曲は東日本大震災の3月11日ということもあり、バッハのG線上のアリアの鎮魂曲が胸にしみました。
さらに続いてオーケストラによる都の西北、これはさすがにこみ上げるものがあり目が潤みました。わが大阪早稲田俱楽部もあと6年で110周年を迎えます。これを機会に早稲田大学交響楽団とコラボできることがあれば幸いかなと思いました。
(大阪早稲田俱楽部会長 熊澤一郎、理事長 小西康仁)
※写真提供:校友会京都府支部幹事長 奥田清様

 公演のあと、4回生の副団員代表上村奈津佳さんからお礼状が届きました。

大阪早稲田倶楽部の皆様
 演奏会へのご来場、そしてお食事へのご招待誠にありがとうございました。大阪早稲田倶楽部の皆様のお力添えがあったからこそ、大勢のお客様にご来場いただき、大阪公演を成功させることが出来ました。素晴らしいホールの響きに包まれて渾身の演奏をし、お客様に大きな拍手をいただけたことは、とても印象に残る貴重な経験となりました。また会食では会員の皆様と楽しい時間を過ごさせていただき、これから社会人になる身として大変勉強になりました。当楽団は4~5名程度の小編成からの依頼演奏も承っております。ご興味を持っていただけたようでしたら、ご連絡いただければと存じます。
最後になりましたが、この度は当楽団の大阪公演に多大なご尽力をいただき、誠にありがとうございました。今後ともどうか変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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