てくてくハイキング

古墳とウォーキングの楽しみ

ハイキング部会は令和4年11月19日、参加者28名で高槻の今城塚古墳・ハニワ工場跡と摂津峡ウォークを開催。子ども連れも2組参加し、老若男女でハイキングを楽しみました。
 まず向かったのは今城塚古墳。淀川流域最大級の前方後円墳で、6世紀前半につくられた継体天皇(聖徳太子の曾祖父)の墓だと言われています(学会有力説)。宮内庁では茨木市の太田茶臼山古墳を継体天皇の墓と治定していることもあり、宮内庁の管理が及ばないため、高槻市により発掘調査が行われ、公園として整備されています。天皇陵(大王墓)でありながら古墳の中を自由に歩きまわることができるのは、日本でここだけです。
 今城塚古墳公園では、田村昌之幹事から継体天皇にまつわる聞いたこともないケッタイな歴史の話を聞きながら、園内を散策しました。埴輪祭祀場では埴輪にまたがったりしながら皆で記念撮影です。古墳に隣接している今城塚古代歴史館では、様々な展示品・模型・映像解説が観覧できます。田村幹事から聞いた話を一部裏付けるような出土品や復元品なども展示されており、学校では教わったことのない当時の歴史の理解が深まりました。
 その後、闘鶏野神社に立ち寄り、日本最大の埴輪工場があった新池ハニワ工場公園で昼食をとり、いよいよ芥川沿いの歩道を摂津峡に向かって歩いていきます。
 摂津峡に向かう途中で「あくあぴあ芥川」の愛称がある高槻市立自然博物館に立ち寄りました。そこでは動物のはく製や昆虫・化石の標本、芥川に生息する魚・両生類などの展示がされています。入場無料ですが、ちょっとした水族館で、子どもにとって今日一番楽しめるスポットとなりました。
 芥川には鷺も飛来していて、自然を存分に感じながら歩道を散策することができました。
大人も子どもへとへとになりながら、摂津峡にようやく到着。史跡を巡りながら、自然を感じ、結構な量のウォーキングが出来(万歩計13km!)、とても楽しい1日でした。
免 範親(平15年理工)

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